神奈川県工業塗装協同組合

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工業塗装とは?
技能検定

総会・理事会
 当組合は毎年1回の通常総会及び毎月1回の理事会を開催し、組合の活動方針を審議し、活動しています。


技能検定風景
総会挨拶をする堀切理事長
技能検定風景
総会
技能検定風景
総会懇親会

 


技能検定

技能検定
当組合は、昭和38年に労働省(現厚生労働省)に金属塗装に係る技能検定国家試験の実施団体として認定され、昭和40年から、神奈川県(現在は神奈川県職業能力開発協会)から金属塗装(昭和45年に噴霧塗装が加わった。)技能検定実技試験の実施を委託されている団体です。また、技能検定1級の資格を有する組合員が神奈川県職業能力開発協会から毎年度検定委員を委嘱され、実技検定試験に当たっています。
この技能検定実技試験の実施は、当組合の伝統ともいうべき事業で、すでに50年以上の歴史があります。
技能検定実技試験は、毎年夏(7月中旬~8月上旬)に実施されており、受験者数は毎回100人を超えています。最近では、女性の受験者も見られるようになってきています。この試験に合格すると、1級の場合は厚生労働大臣名の、2級、3級の場合は神奈川県知事名の合格証書が交付され、合格者は「技能士」を称することができるようになります。
現在の検定委員は次表のとおりです。

 「平成28年度技能検定委員」 (PDFファイル)

基礎級技能検定について
当組合は、近年、塗装企業において増加している在日外国人就業者(訓練生・実習生)を対象とした金属塗装・噴霧塗装に係る基礎級2級、3級検定試験についても委嘱された委員が検定を行っています。この検定試験は、神奈川県職業能力開発協会が毎月企業の申込を受け、あらかじめ検定試験日を指定し、原則各企業において、随時実施されています。最近の傾向として、基礎級検定試験は増加傾向にあります。 このため当組合においても、基礎級検定委員の充実を図り、対応しています。
 「基礎級技能検定委員」 (PDFファイル)

 以上のように、当組合は技能検定を通して、工業塗装従事者の技能の向上に積極的に貢献しています。


技能検定風景
技能検定
技能検定風景
技能検定
技能検定風景
実習作業
技能検定風景
実習作業

 


神奈川工業塗装まつり
神奈川工業塗装まつり~組合の一大イベント
 神奈川県工業塗装協同組合は、神奈川県下唯一の工業製品塗装加工の専業者団体(現在、組合員数は48社)です。神奈川県内に横浜東・横浜西・川崎・県央・湘南支部の5支部を置き、総務・技術・環境保全・事業委員会の4つの委員会を設けて各種の事業・行事を行っています。
 中でも当組合の一大イベントは、全支部及び全委員会が総力を挙げて取り組んでいる、毎年度開催する「神奈川工業塗装まつり」です。

目  的

 神奈川工業塗装まつりは、塗装技能コンクールとともに開催することにより、組合員とその従業員の工業塗装技能の研鑽とレベルアップ、勤務意欲の向上と人材育成を目的として開催され、平成4年2月に第一回を開催、以後毎年開催しています。
 このまつりでは、コンクール優秀作品等全出品作品とともに、瓢箪や人形に塗装を施した芸術品ともいえる特殊な作品、ビンに塗装をした一輪挿し・・・これはまつり来場者に無料で配布しています。近年この一輪挿しの人気が高まり、これを目当てに来場される方も増えています・・・、神奈川県立東部総合職業技術校の訓練生による作品なども展示しています。また、まつり協賛企業の製品カタログやパンフレットを塗装業界の皆様に配布し、最新の塗装関係機器、機材の普及に努めています。
 これらの展示は会場である横浜新都市ビル(そごう横浜店)9階センタープラザにおいて行い、一般の方々や業界関係者に最新の工業塗装のPRを行っています。

 さらに、まつりの展示終了後日を変えて、これも毎年神奈川県庁において、同様の展示し、神奈川県庁職員の他、県庁に来庁される方に工業塗装のPRを行っています。

共  催

 平成26年度までは、当組合単独事業としてまつりを開催していましたが、平成27年度からは次の関係組合等と共催で実施しています。
  ・日本工業塗装協同組合連合会
  ・東京工業塗装協同組合
  ・埼玉工業塗装協同組合

後  援

 後援は、工業塗装業界が関わる関係官庁、団体をすべて網羅しています。
  ・神奈川県
  ・厚生労働省 神奈川労働局
  ・神奈川県職業能力開発協会
  ・神奈川県中小企業団体中央会
  ・神奈川県技能士会連合会
  ・公益財団法人 横浜企業経営支援財団

協  賛

 協賛企業は、年々増加し、平成27年度現在で次の9社となっています。
  ・関西ペイント販売株式会社
  ・富士化学塗料株式会社
  ・大同塗料株式会社
  ・小柳ペイント株式会社
  ・株式会社 サンコウ電子研究所
  ・株式会社 コーエキ
  ・アネスト岩田コーティングソリューションズ株式会社
  ・株式会社 裕進
  ・有限会社 青史堂印刷

出展企業数・出品者数(平成27年度)

 出展企業数、出品者数は、共催団体が加わったことにより、増加することが予想されます。
  ・出展企業数 22社
  ・出品者数  64人
  ・総出品数  83点

コンクール入賞作品

 入賞は、全体で32点です。平成27年度から、共催団体が加わったことにより、内容の見直しを行い、2つ増加し、30から32となりました。
 具体的な賞は、次の特別賞と優秀賞のとおりです。
 (1)特別賞 10品
  ・神奈川県知事賞(指定作品)
  ・厚生労働省 神奈川労働局長賞(指定作品)
  ・神奈川県議会議長賞(自由作品)
  ・神奈川県職業能力開発協会 会長賞(指定作品)
  ・神奈川県中小企業団体中央会 会長賞(自由作品)
  ・神奈川県技能士会連合会 会長賞(自由作品)
  ・公益財団法人 横浜企業経営支援財団 理事長賞(指定作品)
  ・日本工業塗装協同組合連合会 会長賞(自由作品)
  ・神奈川県工業塗装協同組合 顧問賞(指定作品)
  ・神奈川県工業塗装協同組合 顧問賞(自由作品)
 (2)優秀賞 22品
  ・神奈川県工業塗装協同組合 理事長賞(指定作品3品 自由作品3品)
  ・東京工業塗装協同組合 理事長賞(指定作品1品 自由作品1品)
  ・埼玉工業塗装協同組合 理事長賞(指定作品1品 自由作品1品)
  ・神奈川県工業塗装協同組合 技術委員長賞(指定作品5品 自由作品5品)

   ・神奈川県工業塗装協同組合 技術委員長奨励賞<外国人枠>(指定作品2)


神奈川工業塗装まつり風景
優秀作品の展示
神奈川工業塗装まつり風景
優秀作品を見学する来場者
神奈川工業塗装まつり風景
特別出品
神奈川工業塗装まつり風景
来場者への花瓶のプレゼント

 


塗装技能コンクール

 塗装技能コンクールの出品者は、神奈川県工業塗装協同組合、東京工業塗装協同組合及び埼玉工業塗装協同組合の各組合員又はその従業員です。
 出品作品の制作方法は、概ね下記の出品作品の制作方法のとおりです。
 現在、行われている工業塗装は一般的な塗装方法(スプレー塗装、静電塗装など)を採用しており、世界的に採用されている塗装技術と言えます。しかしながら、日本における塗装仕上がり(外観)に対する要求レベルが世界的に高い中で、塗装事業者は塗装技能・技術の向上や不良品率を下げる企業努力を積み上げてきています。同じ塗装回数、同じ塗装膜厚の条件で言えば、海外の製品と比較した場合、技術(技能)レベルはかなり高いと言えます。
 工業塗装においては、電気製品、通信機器、自動車、OA機器等の金属製品、プラスティック製品等への塗装を行っておりますが、一般の方にとっては「工業塗装」という言葉は馴染みの少ないものと思われます。コンクールの出品作品をご覧いただき、工業塗装に従事している組合員、従業員及び協賛会社の従業員の優れた技術・技能の一端を感じとっていただければ幸甚です。

【出品作品の制作方法】
1.技法等
出品作品は以下に定める技法等により制作することとされています。
①塗装板
 横30cm、縦60cm、厚さ0.8cmの金属板(下図形態)として、次の塗装分類の仕様による塗装仕上げとする。なお、裏面は全面プライマーで防食処理をする。塗装の分類は次のとおりとし、規定の塗装板に塗装すること

②指定課題塗装
 ・下段の指定色  黒、半ツヤ(グロス60)
 ・上段の指定色  レッド、イエロー、グリーン、スカイブルー、パープルの5色(すべてソリッド色)のいずれかの色調であること
 ・使用塗料  アミノアルキッド(メラミン)樹脂塗料とする。下塗り、中塗りは自由です。
 ・仕上げ   吹付け仕上げとする。ポリッシング等で仕上げた場合は選外とします。
③自由課題塗装
 ・一般工業塗装  課題以外の色調およびハンマートーン類、メタリックレ ザートーン類、チリメン、サテン等である。
 ・特殊塗装  伝統的手法ならびに創意工夫によって特殊技法を用いて塗装された作品または特殊塗料、特殊材を用いて塗装された作品とする。

2.評価項目
<指定作品>
 ・光沢(ツヤ・キラリ感)
 ・鮮映性(蛍光灯の映り感)
 ・肉持感(厚み感)
 ・ブツ・ピンホール
 ・スケ・タレ
 ・見切り
<自由作品>
 ・斬新性(新規性)
 ・見栄え(配色・模様作り)
 ・仕上り(均一性)
 ・ブツ・ピンホール
 ・スケ・タレ
 ・欠陥


3.コンクール審査会
 出品作品の審査は、2月中旬に外部の有識者及び当組合の技術委員長によって厳正に審査されます。

 「審査委員」 (PDFファイル)

塗装技能コンクール風景
優秀作品の展示
塗装技能コンクール風景
作品審査

 


福利厚生・レクリエーション

賀詞交歓会

 当組合においては毎年初、横浜市内のホテルにおいて新年賀詞交歓会を開催しています。会には、組合員、賛助会員、協力企業のほか、関係官庁、関係団体・機関の関係者をお招きして、盛大に開催しています。
当組合理事長の新年の抱負をはじめとして、ご来賓の祝辞を頂戴し、新たな年を迎えることを恒例としています。


懇親忘年会

 当組合においては毎年12月、横浜市内のホテルにおいて1年間の締めくくりとして懇親忘年会を開催しています。会には、新年賀詞交換会と同様、組合員、賛助会員、協力企業をお招きして、盛大に開催し、懇親を深めています。

塗装技能コンクール風景
懇親忘年会の風景


永年勤続表彰

 当組合においては、組合員企業の優良従業員の永年勤続表彰を行っています。永年勤続表彰は、規則により各企業からの推薦により10年、15年、20年以上の永年勤続者を対象として表彰しています。表彰式は例年通常総会の場において、理事長から被表彰者に表彰状及び記念品を贈呈して行われます。毎年数名の表彰者があり、これまでに数百人の方が受賞されています。

塗装技能コンクール風景
表彰状の授与


諸表彰への推薦

 当組合においては、関係官庁、関係団体が実施する様々な表彰に対して、組合員の中から被表彰者を推薦しています。具体的には次の表彰があり、当組合の推薦によりこれまで多くの方が表彰の栄誉に浴されました。
・叙勲・褒章(経済産業省、厚生労働省、文部科学省、神奈川県関係)
・大臣表彰(経済産業省、文部科学省関係)
・厚生労働大臣表彰(卓越技能者、技能検定・技能振興等の優良事業所・優良団体・功労者)
・文部科学大臣表彰(科学技術賞・若手科学者賞)
・神奈川県知事表彰(県民功労者、卓越技能者、優秀技能者、青年優秀技能者、技能検定推進優良事業所等)
・横浜市長表彰(優良経営者、組合優良役員)
・川崎市のかわさきマイスター認定
・中央職業能力開発協会会長表彰(職業能力開発・技能検定・技能振興等の事業所、功労者、技能検定委員等)
・神奈川県職業能力開発協会会長表彰(職業能力開発・技能検定・技能振興等の事業所、功労者、技能検定委員等)
・神奈川県中小企業団体中央会(組合優良役員)
・防衛大学校長感謝状(留学生受入)
・公益財団法人 横浜企業経営支援財団理事長表彰(優良役員・優良経営者・優良職員・永年勤続優良従業員)
・日本工業塗装協同組合連合会表彰(永年勤続優良従業員)
・神奈川県東部職業能力開発協会表彰(優良従業員)


互星会

 組合員の懇親を目的として、組合や支部においてリクリエーションを開催しています。特にゴルフコンペの互星会は、毎年2回開催し、現在では常に4~5組参加する大きなイベントとなっています。

塗装技能コンクール風景
(互星会)


その他の事業

 当組合は、組合員や従業員の万一の事故などに備えて、団体生命保険、火災共済、損害保険に加入し、また組合規程による慶弔制度を備えています。

 


支部・委員会活動

 当組合には横浜東支部、横浜西支部、川崎支部、県央支部及び湘南支部の5支部が組織されています。各支部においては、地域性を活かした組合員の発展と向上を図るため、支部長を中心に各種の研修会・講習会、忘年会・新年会及び各種レクレーションを積極的に実施しています。
 また、組合には総務、技術、環境保全及び事業の4委員会が設置されており、組合活動の充実・向上及び組合員の融和団結を図るための事業を実施しています。更にゴルフ大会、釣り大会等を実施し、組合員相互の親睦と従業員の士気高揚を図っています。

 


セミナー及び広報活動

 組合員企業に必要な諸法規、行政施策、労働管理、塗装技術、防災管理、環境保全等広範囲にわたる新しい課題について積極的に取り組み、セミナーの開催や情報の提供を行っています。
 また、組合の活動状況や組合員企業の事業内容を内外に紹介するため、組合事業の報告、支部活動、各種情報等を掲載した機関誌「神工塗ニュース」を発行するほか、毎年組合員名簿を作成し、配布しています。

通常総会風景

セミナー


機関紙「神工塗ニュース」
機関紙「神工塗ニュース」 機関紙「神工塗ニュース」


支部・委員会活動

 青連会(昭和57年10月発足当初は「神奈川県金属塗装ジュニア会」と称した。)は、規約5.において「会員は神奈川県を中心とする地域で金属塗装を営む者、またはその後継者及びその幹部社員」とする神奈川県工業塗装協同組合傘下の青年部会です。
 会の目的は、規約2.において「金属塗装業に関する諸問題の検討、次代を担うリーダーたり得る人格形成のため、その知識、経験を拓いてゆく」とし、現在においては喫緊の重要な問題となっている後継者の育成に取り組んできています。これらを実行するため会に会長、副会長、幹事、会計の役員を置き、毎月例会を開催し、年1回総会を開催しています。また、他の工業塗装協同組合の青年部会との連携を深めるため、日本工業塗装協同組合連合会の全国ジュニア会が開催する総会、全国ヘッド会議、研修会へ参加しています。


支部・委員会活動

 当組合は、技能士を称することができる者をもって、神奈川県工業塗装技能士会を組織し、神奈川県技能士会連合会の会員となっています。
 当会は、技能士会の全国組織である一般社団法人 全国技能士会連合会及びその傘下の神奈川県技能士会連合会の目的と同様に、技能士の知名度の向上と存在感を高めることを目的としています。このため、神奈川県技能士会連合会の開催する「ものづくり体験教室(しごと・技能体験フェスタ)」、「手工業系職場体験」、「技能コンクール」への参加や展示出品を積極的に行っています。また、組合幹部が同連合会の役員に就任するなど、事業参加のみならず、運営にも貢献しています。


支部・委員会活動

 当組合は、次のような様々な人材育成事業を行っています。


塗装技能・学科講習会

 当組合は、塗装技能士を目指す者や塗装技能・知識の向上を図りたい者のために、毎年1回、技能に関しては神奈川県立東部総合職業訓練校において、学科に関しては横浜において開催しています。この講習会は、技術委員会が当たっています。当組合はこの講習会に50年の実績があります。
この講習会を受講した方々から多くの塗装技能士と技能の向上を図ることができたという方々を輩出しています。
この講習会の開催は例年7月頃開催いたしますが。開催に先立ち概ね4月~5月くらいから開催間際までの間に、予め当組合ホームページ「金属塗装・噴霧塗装講習会 講習会のご案内」や新着情報、ダイレクト・メールによりお知らせします。申込書については、各種講習会申込をご覧ください。

塗装技能コンクール風景
実技講習会
塗装技能コンクール風景
学科講習会


東部校訓練生への塗装実習

当組合は県立東部総合職業訓練校の依頼を受けて、毎年2回、溶接・板金コースの訓練 生に対し、塗装実習の指導を行っています。授業には当組合のベテラン技術検定委員が当たり、授業は1回で2日間です。このカリキュラムは大変内容の濃いものとなっており、実習生の評判も上々です。

塗装技能コンクール風景
東部校の塗装実習


外国人実習生・研修生向け塗装技能講習会

 当組合は、最近増加傾向にある外国人実習生・研修生向けに塗装技能講習会を随時行っています。研修場所は、外国人実習生・研修生の所属する企業において開催しています。この講習会においても多くの外国人実習生・研修生の技能の向上が図られ、また企業にも好評を得ています。
申し込みの方法は次の「ご案内」の申込書を組合事務局にFAXで申し込んでください。申し込があった場合、必要に応じ日程調整等を行い、講習会を開催することとなります。
 「基礎級実技能講習会案内(外国人向け)」 (PDFファイル)


一般企業向け技能講習会

 当組合では、平成27年度から、企業(の塗装作業者)向けに、技能講習会を開催しています。この講習会は、企業全体の塗装作業者を対象に講習を行うものです。
一般企業向け技能講習会を希望される場合は、直接当組合事務局へご連絡ください。


小中高校生向け体験学習会

  当組合では、小中高校生などを対象とした塗装に関する手工業系職場体験講習会を開催しています。開催場所は当組合の組合員企業の工場において、随時開催しています。

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